「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」ってどんなゲーム?
「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」は、CTWによって配信が行われているMMORPGです。
サービス開始は2020年9月11日からであり、ゲームの配信を行っているCTWによって運営が行われているゲームポータルサイト「G123」にてプレイすることが出来ます。
ゲームポータルサイトにて配信がされているという関係上、作品は「ブラウザゲーム」に分類され、ダウンロードなどの手間を無くして遊ぶことが出来るようになっています。
対応プラットフォームはPC、スマートフォン、タブレットなどで、ブラウザでG123のサイトを閲覧することが出来るならばどのプラットフォームでもプレイ可能と言えます。
そもそも「八男って、それはないでしょう!」って何?
このゲームの原作は「八男って、それはないでしょう!」という作品になります。
略称は「八男」です。
作者は「Y.A」さんで、かつて小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿され、後に書籍化されました。
書籍は2014年4月24日に第1巻が刊行、以降発刊され続け、2020年11月25日に21巻目で完結しています。
その後漫画作品が2015年から2021年現在まで連載が行われています。
2020年4月にアニメ化し、同年6月に全12話で完結。
現状は第二期などの続報は存在しません。
2020年8月26日には、12話全編が収録されたBlu-ray Boxが発売されています。
作品のあらすじとしては「二流の企業に勤めていた現代のサラリーマン『一宮信吾』が、ある日目覚めたら異世界の貴族の八男『ヴェンデリン』に転生、貧乏貴族であり更に家督も継げないため、このままでは人生が詰むと判断し、人生を謳歌するために様々なことをしていく」という、どん底からの成り上がりストーリーとなっています。
大雑把なストーリーは上記の通りですが、詳しいストーリーは作品を読んでみるor視聴してみるのが一番です。
ちなみに「八男って、それはないでしょう!」を題材としたゲームはこのアンサンブルライフの他に、プレイヤーが物語を作り出す「PBW」形式の「ヘルムート王国の冒険者たち」や、アプリゲームの「もう一人の転生者」が存在します。
放置して強化!いつでも自活で強くなれる!
八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~はブラウザ上で展開するMMORPGです。
MMORPGというと、ロストアークやV4、黒い砂漠といった作品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
そのイメージといえば「時間をかけてゆっくりと強くなるゲーム」であると考える人も多いと思われます。
確かに世間一般的にMMORPGと呼ばれる作品は、自らキャラクターを操作してモンスターをひたすら狩り、ハクスラを繰り返してレアアイテムを狙い、装備を強化して強くなると言うものです。
基本的にはプレイヤーの操作が伴う作品が多く、とにかく時間がかかるゲームでもあります。
ですが、ブラウザ上で展開し、手軽に遊べる作品である今作はそんなことは一切ありません。
なんと、ゲームは基本的にブラウザを見ていない時にも進行し、勝手にレベル上げや資金稼ぎなどを行ってくれるのです。
ゲームで遊ぶ時間が無くても遊べるようになっているため、気軽にゲームプレイを開始し、自活に励むことが出来ます。
誰も知らないところでコツコツと自活をして強くなるというゲームシステムは、ある意味「八男って、それはないでしょう!」にぴったりと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、この放置して強くなる形式の放置系MMORPGは、G123の作品としては多い傾向にあり、同ポータルサイトにて配信されている原作付きのゲーム「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 MASTER REBERATION」や「百花繚乱-パッションワールド-」などでも同様の形式が使用されています。
リセマラ不可!転生はやり直しできない!?
八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~は前述の通り、ブラウザ上でゲームを行う形式です。
そのため、ゲームデータを削除することが一切出来ません。
始めたら始めたそのままでゲームを進行することになります。
つまりは、リセマラの類が一切出来ないということになります。
また、序盤においては無課金で引けるガチャが解禁されない仕様もあってか、もしリセマラ出来たとしても、あまりリセマラをする必要が無い作品であると思われます。
リセマラをして好きなキャラクターを狙う前に、まずはゲームをしっかりと進めて(放置して?)地盤を固めていくことが大事な作品であると言えるでしょう。
「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」で実際遊んでみよう!
では、「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」で実際遊んでみましょう。
当該ゲームはスマートフォンやPCなど、ブラウザを開けるプラットフォームであれば何を使用しても遊ぶことが出来ますが、今回はスマートフォンで遊ぶ方法について説明していきます。
G123にアクセスする
まずは「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」を配信しているポータルサイト「G123」へアクセスしましょう。
検索エンジンなどで「G123」と入力し、検索します。
検索すると、最初に表示される公式のポータルサイトに入りましょう。
ゲームを起動する
ポータルサイトに入ると、画像のような画面になります。
画面内にあるゲームから「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」を起動します。
ゲームの個別ページにて、「Play Now」を選べばゲームが起動します。
ゲームスタート!
ゲームを起動すると、素早い読み込みの後にすぐにゲームが開始します。
このままゲームを始めてもいいのですが、もしPCやスマートフォンなどでデータを共有したい場合や、ゲームデータに保証をかけたい場合は、G123のアカウントを作成しましょう。
アカウントの作成は、画面端にある「G(のほんの少し見える奴)」をタップして、メニュー画面を呼び出します。
メニュー画面で「SNS連携」を選んで、好きなSNSアカウントと連携をさせます。
アカウントの種類によって連携方法は変わるため、画面に従って連携を進めましょう。
筆者はTwitterを選びました。
連携が終了すると、メニュー画面に表示された「ログイン」の文字が「切替」に変わります。
これでアカウントの作成は完了です。
以後、他のプラットフォームを利用しても、連携したアカウントでログインを行えば、ゲームデータの共有が可能です。
ちなみに、既にゲームを始めているゲストアカウントのデータは、ログインを行うと消えてしまいますので注意しましょう。
ゲストアカウントでのゲームはこのような連携でのゲームデータ削除に繋がる可能性が高くなりますので、最初にアカウントを作成し、ゲームデータを保護することをお勧めします。
「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」を実際に遊んでみた!
では、登録方法も説明したところで、筆者が実際に「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」を遊んだ感想をまとめていきます。
尚、筆者は原作小説及びアニメ作品である「八男って、それはないでしょう!」の名前は知っているものの、実際にアニメを視聴したり、作品を閲覧したりなどの経験は一切存在しません。
あらすじなどの知識だけはサイトなどからプレイ前にちらりと入れただけであり、不明な用語や不明な点は逐一調べている状態です。
以上の状態でプレイしていますので、作品の詳しい知識に関してはある程度大目に見ていただければ幸いです。
主人公はオリジナルキャラクター!?
まず最初に驚いたことなのですが、プレイヤーが操作する主人公キャラクターは「ヴェンデリン」ではありません。
「八男って、それなないでしょう!」の主人公ではないのです。
ここで筆者は少し驚きました。
漫画やアニメ原作の作品なのに、作品のストーリーを追体験するゲームではないのかと思ったのです。
プレイヤーはプレイ開始時の冒頭にも書かれていた通り、「異世界に転生した人物」なのです。
扱い的には「あなた」であり、作中どのキャラクターにも当てはまることはありません。
デザインもアニメのスタッフによって書き下ろされたと思われるオリジナルキャラクターとなっています。
三名存在し、好きなキャラクターを選んでプレイすることが出来ます。
ストーリー的には「没落貴族の末の子供に転生した『あなた』が、『アマーリエ』の手ほどきを受けながら冒険をし、仲間を集めてもう一つの人生を謳歌するために奮闘する」というものです。
ストーリーはあって無いようなもの?八男キャラはどこ?
この「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」は一応前述のようにストーリーの大筋だけは用意されています。
ですが、ストーリーは最序盤にほんの少しチュートリアル気味に出るだけであり、それ以降はもう殆どストーリーなんてものは存在しなくなります。
「八男って、それはないでしょう!」の世界で「あなた」がどのように関わっていくのか、と期待した人には肩透かしを食らう可能性があります。
あくまで「八男」世界を舞台にした自動進行型MMORPGと割り切った方がいいかもしれません。
尚、八男原作キャラクターは基本的にプレイヤーのサポートキャラといった扱いになります。
仲間として連れて行き、クエストの進行をサポートしてくれるキャラクターです。
自己主張はかなり少なく、ストーリー展開なども無いと言っても過言ではありません。
キャラクターはガチャで「かけら」を集めて手に入るのですが、基本的に無課金ではほぼガチャを引けないと思った方がいいでしょう。
そのため、キャラクターは無課金の場合、ほとんど増えません。
ですが、最初に手に入る「ヴェンデリン5歳」でも十分に強いため、ガチャがあまり引けなくても問題は無かったように思います。
強さではなくお気に入りのキャラクターが欲しいと言う人は、課金をお勧めします。
詰まることはないでしょう!?サクサクゲーム進行!
「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」は自動的にレベル上げや狩りといったゲームが進行します。
普通のMMORPGと違って、自分が操作することはほぼ一切無く、かつレベル上げのペースなども非常に早くなっています。
筆者は一日にしてレベルが155にまで上がったくらいです。
また、キャラクターは放置して戦闘を行わせておけば死ぬようなことは無いと言っても等しいくらいで、どんなレベル差があるような相手でもあっという間に倒してしまう程に強く設定されています。
どんなモンスターでもなぎ倒していく様は、正しくチート系主人公と言わざるを得ない程であり、爽快感に満ちています。
更には左下に表示されているチュートリアルに従っておけばゲームの進行もサクサクと進めることが可能であり、次にやることに対して詰まることもありません。
放置してゲームを進めているだけで見る見るうちに強くなっていく、「俺TUEEEE!」したいプレイヤーにはぴったりと言わざるを得ないゲーム設計をしています。
反面、ゲーム進行は全てがオートのため、プレイヤーは基本的にゲームの進行に合わせて報酬を受け取ったり、キャラクターを強化するのみとなります。
ゲームの操作を自分でやりたいという人にはあまり楽しくない仕様であると考えられます。
MMOというよりは個人ゲーム?
「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」は一応MMORPGと銘打たれていますが、世間一般的なMMORPGのような協力要素やPK要素は非常に薄いと言わざるを得ません。
誰かと狩場を共有したり、誰かと協力したりといった他のプレイヤーとの交流要素はほぼ無く、他のプレイヤーは時折画面を横切るモブのような扱いでしかありません。
ギルドなどの要素はあるものの、交流要素がほぼ無いこともあってか、あまり機能していないようにも見えます。
ゲーム内チャットなども存在しないため、誰かと話をすることも出来ません。
そういう意味では、MMORPGというより、放置系のソロゲーと言われた方がしっくりくる出来であると思われます。
「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」総評
「八男って、それはないでしょう!~アンサンブルライフ~」は、放置しているだけでキャラクターがどんどん強くなっていきます。
気軽にサクサクと遊ぶことが出来るという点に非常に特化したMMORPGであり、とにかく見る見るうちに強くなっていくキャラクターを見ているのは爽快の一言です。
また、作品の深い知識などが無くても十分に遊ぶことが出来るという点でも優秀です。
原作付きの作品ではあるものの、どんなプレイヤーでもさらりと世界に入って行けるという大きな利点が存在します。
反面、原作付きゲームの中でも特に淡白であると言え、ゲームのファンが楽しめるのかと言うと微妙な部分が残ります。
原作に思い入れのあるプレイヤーからしたら、ガチャも引けず、好きなキャラは課金をしないと手に入れることが出来ない仕様である本作は、本当に原作ファンがやって楽しめるものなのかと聞かれれば疑問が残ります。
この作品から原作を視聴及び閲覧しようという層が出るのかどうかも疑問なほどです。
また、作品は一応MMORPGを銘打っていますが、世間一般的なMMORPGとは違ってソロでも十分に進行することが出来るため、MMORPGに分類する作品としても首を傾げるものとなっています。
どちらかというと「『八男って、それはないでしょう!』の世界を借りた、放置系ソロRPG」といった様相の作品となっています。
筆者は全く「八男」原作を知らなかったのですが、十分にゲームを遊ぶことが出来ました。
ブラウザさえ開ければ遊べるようになっているため、サクサク遊べるRPG作品を探しているなら、是非とも遊んでみてください。
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